2016年

7月

17日

There will Never be another you (5)

(前の記事はこちら)

 

ひとつくらいテナーサックスのプレイも見てみようと思います。

 

Hank Mobley(ハンクモブレー)。

 

いなたい系のテナーサックスプレイヤー。

Wikipediaに、「ジョン・コルトレーンほど鋭くもなければスタン・ゲッツほど円やかでもない音色」ってありました。

そういえばそうだけど。。

 

まず、音域合いませんがE♭譜面で書きます(B♭譜面は下の方に)。

 

There will Never be Another You Hank Mobley solo Transcription in Eb - 1/2
There will Never be Another You Hank Mobley solo Transcription in Eb 2/2

Kenny Garrettの後に聴くと、分かりやすくて、安心して聴けます。

 

毎度こだわってみている、3~4小節めのBm7(♭5)-E7のところ。

1コーラスめはBm7(♭5)-E7(♭9)の音使いで、

2コーラスめはBm7-E7の音使い。

 

これ、昔採譜して、不思議だったんですよね。

なんで、毎回違っていいものなんだろう、と。

 

最近は、まぁ、そういうもんだんだろう、と慣れてしまいました。

コード進行で、別に守らねばならぬ憲法とか法律とかではなくて。

おおまかなアウトラインというかガイドラインみたいなもんで、けっこう自由度があるものだ、と理解しています。

 

1コーラスめの2~3小節め、と、8小節めに似たような動きが出てきます。

 

もともとスケールトーンだけで作るフレーズに、全音下の音(スケールトーン外)を追加して、全音インターバルの2音が半音で下降していくもの。

こういうのがさらっと吹けるようになるために、全音インターバールの2音の半音下降、半音上昇とかいうのを練習しておくとよいです。

1コーラスめの23小節め、2コーラスめの16小節め。

ドミナント7thのところの音使いが似ています。

13thと、♭13thが同居するフレーズ。

オルタードスケールは♭13thはあるけど13thはない。

コンディミには13thはあるけど♭13thはない。

 

昔は、アヴェイラブルノートスケールという法律があって、そのいずれかを選択せねばならない、とか思っていたので、こういうフレーズの理解に苦しんでいた(大袈裟)ときがありました。

 

いまは、慣れてしまって、「ちょっとオルタードテンションが混ざったよくあるフレーズ」、というふうに思っています。

(なにか、スケール名あるんだろうか。あるかもしれません。笑。スケールの名前覚えても、プレイには関係ないんで。)

 

このフレーズ、9thの音を♭させると、もうちょっとオルタード寄りになって、それはそれで使えます。

2コーラスめの7-8小節め。

C7のところを裏コードのF#7に置き換えて、もろに1度5度のアルペジオにして、半音下降していきます。

 

こういうのって、Phil Woodsでもよく聴くパターン。

Phil Woodsのは、よくオルタネートフィンガリングとともに出てくるイメージがありますが。

2コーラスめの23~24小節め。

定番のクリシェ。

ほんと、定番なんですね、こうやってみてると。

これくらい、ソロ、採譜して練習したら、たいぶ、ものになりそうな気がしませんか?

 

C譜とB♭譜も書いておきます。

There will Never be Another You Hank Mobley solo Transcription in Bb - 1/2
There will Never be Another You Hank Mobley solo Transcription in Bb - 2/2
There will Never be Another You Hank Mobley solo Transcription in C - 1/2
There will Never be Another You Hank Mobley solo Transcription in C - 2/2