2017年

1月

04日

ドリアンスケールってなんですか(2)

「ふじいさん、ドリアンスケールは、メジャースケールの3度と7度を♭させたやつですよね?」

「えっと、はい、そうです。」

 

ときどきこういう会話があるんですが、そう言われると、一瞬考えないと返事できない。

そういう感じで捉えていないんですよね。

で、自分がどんな感じで捉えているか、ずっと考えてたんですが。

 

Dドリアンスケールを吹きたい、と思うシーンはたいていDm7のコードです。

Dm7のコードトーン(1,3,5,7度)はレ、ファ、ラ、ド。

このコードトーンの間、すなわちレとファの間の2度とファとラの間の4度、ラとドの間の6度の音を選ぶことでスケールが決まります。

で、Dorian Scaleは、何で埋めるかというと、2度は1度の全音上、4度は3度の全音上、6度は5度の全音上、という覚えやすい規則性があります。

コードトーンのレ吹いたら、全音上のミ。

コードトーンのファ吹いたら、全音上のソ。

コードトーンのラ吹いたら、全音上のシ。

で、コードトーンのド。

 

コードトーンの次は全音上って覚えておけば、とりあえず上昇系は吹けそうな気がしませんか?

(下降は難しいだけど。笑)

 

同じ考え方でリディアンとリディアン♭7thスケールも覚えられます。

 

まず、リディアン。

CのLydian Scaleが吹きたいって思うときはたいていコードはC△7です。

 

ドを吹いたら全音上のレ、ミを吹いたら全音上のファ#(ここが特徴的な音)、ソを吹いたらラ。

 

3和音の全音上で間を埋めればリディアンになります。

 

 

ドミナントではない7thコードによく使われる、リディアン♭7thスケール。

これを使いたいときは、コードはセブンスです。

 

B♭リディアン♭7thスケールを吹きたいって思うときはコードはB♭7。

同じ話です。

まぁ、違いが、コードトーンである7度の音が違うだけなんで、あたりまえといえばあたりまえ。

 

 

同じような考え方で、HMP5↓、ハーモニックマイナーパーフェクトフィフスビロー、っていう呪文のようなスケールも吹けます。

これを吹きたいときは、たいていマイナーのトニックにいく前のセブンスコード。

たとえば、Bm7(♭5) - E7 - Am7 の進行の中の

E7の箇所で、EのHMP5↓を吹きたい。

 

HMP5↓の場合は、Eの三和音、ミ、ソ#、シに対して半音上の音で間を埋めます。

 

コードトーンのミ吹いたら、半音上のファ。

コードトーンのソ#吹いたら、半音上のラ。

コードトーンのシ吹いたら、半音上のド。

で、コードトーンのレ。

 

そう考えたら、覚えやすくないですか?

まぁ、吹ければなんでもいいんですけど。

 

理解の一助になれば幸いです。